鎌倉市職員労働組合

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子ども達のために早期解決を要望 2/3県労働委員会

2016年2月5日

2016年2月3日(水)に神奈川県労働委員会での調査(審問)が行われました。現在、3つの事件(特勤手当削減等強行事件、給料の激変緩和措置削除事件、組合事務所追い出し問題)の調査が同時に行われています。

 

最初に申立をした特勤手当削減等強行事件の調査は今回で10回目となり、回を重ねて準備書面も互いに何度も提出し、労使双方の主張が概ね出尽くしてきました。そのため、次回の調査で審理計画を立てて、証人尋問の予定を決める方針が示されました。

 

給料の激変緩和措置削除事件は、依然として市議会からの出席はありませんが、引き続き調査を進めていくことになりました。

 

組合事務所追い出し問題については、労働委員会の調査とは別に、市長が横浜地方裁判所に建物明け渡しの仮処分を申請したことから、裁判所での審尋も行われてきました。2015年12月21日に行われた第1回審尋で裁判官から示された和解提案(組合事務所を福祉センターに移して本庁舎敷地内に出張窓口であるサテライトを設置することとし、サテライトの設置が設置されるまでの間は昼休みに会議室を使用するという主旨)について、組合側が受諾の意向を示し、市長側にも受諾を呼び掛けていたため、12月28日の労働委員会では、その動きを見守る方向でした。しかし、2016年1月21日の第3回審尋で市長側がこれを拒絶することを明らかにして審尋が終了しました。市長側は今後、本訴に踏み切ると見られます。そのため、組合側は、他の事件と切 り離してでも、組合事務所追い出し問題を先行して審査することを要望しました。

この日の意見陳述で、組合側が述べた要旨は以下のとおりです。

・ 裁判所の和解提案は、労働委員会の三者委員要望と同趣旨のもので、事件の早期解決を後押しするもの。

・ 組合は、子どもの施設の早期整備に協力するため、裁判所の和解提案を受諾する意向を示してきたが、市長は和解を拒否した。

・ 早期解決のチャンスを蹴って、わざわざ時間のかかる本裁判を選択するのは不可解で、本当の目的は子どもの施設ではなく組合潰しにあることが疑われる。

・ この案件の早期審理を求める。

 

労働委員会でも、組合事務所の問題を先行審理することを前向きに検討している模様です。

 

次回の労働委員会は、3月9日(水)午前10時から行われます。今後とも、傍聴支援をよろしくお願いいたします。組合側で傍聴支援いただける方には、始まる前に状況報告をしますので、30分前の午前9時30分に、労働プラザ7階の控室にお集り願います。

 

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