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事実ではない情報を基に市議会議員が本会議で堂々と組合を中傷

平成27年12月13日に開催されました「鎌倉市政を市民と働く仲間に取り戻す会」結成集会において、鎌倉市職員労働組合の関係者が市議会議員のことを暴力集団と呼んだとの発言が、平成28年2月10日の鎌倉市議会でA議員からありました。A議員は、同様の内容をブログ、配布チラシ等にも掲載しています。

 

しかし、実際の発言は、「B議員が、市議会等で、組合の関係団体のことを暴力集団と呼んでいる」という事実を報告したものでした。これは、平成27年9月市議会において、B議員が文書質問や本会議で、組合や関係団体を「暴力集団の影響傘下にある」、「暴力的」と表現したことに言及したものです。このB議員の発言を記載した本会議の議事録は、市議会のホームページでご覧いただけます。

 

なぜ、「B議員が、組合やその関係団体のことを暴力集団と呼んでいる」との報告が、「組合が、A議員らを暴力集団と呼んでいる」と真逆の意味になってしまうのでしょうか。

 

そもそも、A議員は平成28年2月市議会において、録音データには聞き取れない部分があると発言し、ブログや配布チラシにも「~(中略)~」と記載していました。ところが、私たち組合がこのブログでA議員の発言の誤りを指摘したところ、A議員はブログから「~(中略)~」という部分を削除し、あたかも録音をすべて聞き取ることができたかのように修正したのです。

 

しかし、この修正によって、A議員の誤りは、いっそう明確になりました。

A議員は、修正後のブログに、以前のブログやチラシには記載されていなかった「全労連を称して」という文言を付け加えました。つまり、録音の中で「暴力集団」と称されていたのは、A議員らではなく、労働組合の全国組織である「全労連」※であったことが明らかにされたのです。

私たちが、同じ労働組合の仲間である全労連を「暴力集団」と呼ぶはずがありません。B議員の文書質問や議会発言に照らし合わせてみれば、私たち組合が再三申し上げているとおり、実際は「B議員が、市議会等で、組合やその関係団体のことを暴力集団と呼んでいる」という報告であったことが明らかです。

 

A議員が意図的に組合を陥れるために虚偽の情報を流布しているとしたら言語道断です。もしかすると、A議員は「全労連」が何を意味するのかご存知ではなく、自分たちが暴力集団と呼ばれていると勘違いしておられるのかもしれません。いずれにしても、A議員は、市議会議員という責任ある立場にあるのです。たとえ意図的ではなかったとしても、組合の名誉を傷つける虚偽の情報をインターネットや配布チラシを利用して広範囲に流布しており、大変遺憾なことです。

A議員には、速やかに発言を訂正していただきたいと思います。

 

※「全労連(全国労働組合総連合)」は、労働者・国民の利益をなによりも大切にすることを目指して1989年に誕生した労働組合の全国組織です。また、神奈川県には全労連に参加している神奈川労連がありますが、神奈川労連は神奈川県労働委員会(県の行政機関)へ労働委員を送り出し、裁判所の労働審判委員会へ労働審判員(労働者側)も送り出しているなど、社会的に認知されている組織であり、無料の労働相談を行うなど、組合に入っていない労働者への援助も積極的に行なっています。以下のリンクでご確認ください。

全労連 http://www.zenroren.gr.jp/jp/index.html

神奈川労連 http://www.kanagawa-rouren.jp

 

A議員の1月21日と2月12日付ブログに、当日の発言の一部とされるものが2月21日に追記され、その内容に不正確な箇所があることが判明しましたので、記事の一部を修正しました。