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建物明渡等請求訴訟の市議会本会議承認について

本日2015年12月18日の鎌倉市議会本会議で、組合事務所に関して建物明渡等請求訴訟の提起が承認されたことについて、鎌倉市職労としてのコメントを発表しました。

 

建物明渡等請求訴訟の市議会本会議承認について

 組合事務所建物明渡等請求訴訟の鎌倉市議会本会議承認について、大変遺憾に思います。

 既に11 月に仮処分の申請がなされており、解決に最も時間がかかる手法を市当局が選び、市議会もそれに同調されたことに、深い疑念を覚えます。組合は、子ども会館・子どもの家の整備に賛同しており、そのために現在組合が使用している建物を取り壊す必要があることも承知しています。市当局の都合による移転であることや、他市でも組合事務所は本庁舎敷地内にあることから、組合事務所の移転先は本庁舎敷地内とすることが一般的です。しかし、早期解決の観点から、組合はこれまでの交渉で大幅に譲歩してきました。組合員との連絡の利便性を保つため小規模の出張窓口(サテライト)を本庁舎敷地内に置くことができれば組合事務所本体は敷地外に移転できる、サテライトの設置は事務所本体の移転と同時が望ましいものの、設置時期の目途が明らかになれば同時でなくても構わないとして、実現可能な道理ある提案をしてきたところです。

 それに対して市当局は、歩み寄りを示さずに、裁判手続きという、解決まで最も時間がかかり、かつ税金から相当額の支出を伴う手続きを選択しました。そして、市議会ではこれを承認しました。子ども会館・子どもの家の整備を遅らせているのは組合ではありません。市長と市議会が、子どもの施設の整備を遅らせていることを銘記していただきたいと存じます。

 今からでも遅くありません。年内に妥結して共に行政計画を進めることを強く求めます。